
転職で給料交渉ってどうやるの?
やってみたいけど、失敗して不採用になるのが怖い…
転職時の給料交渉は、失敗すると採用担当者の印象が悪く、不採用になることも。
一方で給料交渉なしで転職すると、「思ったより給料が低い」「今より給料が下がった」となるリスクもあります。

僕は交渉で看護師さんの年収を100万円アップしました!
チャムスくんは大手看護師転職サイトのアドバイザーとして新人賞、最年少マネージャーを経験したスゴ腕の持ち主。
独立した現在も、看護師転職のプロとして活躍しています。
今回は給料交渉についてチャムスくんにインタビューした内容を、体験談や例文とともに解説します。
- 転職時に給料交渉できる人
- 転職時の給料交渉のコツ7つ
- 給料交渉のNG行動

給料交渉はハードルが高いので、この記事を読んでチャレンジしましょう!
給料交渉サービスもアリ
目次
給料交渉のチャンスは誰でもある

- 自分が職場に貢献できることを伝える
- 給料交渉のタイミングを見きわめる
- なぜ給料交渉したいのかを伝える
- 今の給料や内定した求人の給料を伝える
- 転職サイトの担当者に「給料アップしたい」と言う
- 転職サイトの担当者に面接同行してもらう
- 腕のいい転職サイトの担当者にサポートしてもらう
看護師が転職するときに給料交渉するチャンスは、どんなキャリアでもあります。
- 持っている資格は看護師免許のみ
- 役職についていない
- 未経験の求人
こんな人でも、方法を知っていれば給料交渉に成功する確率は上がります。
コツ1:自分が職場に貢献できることを伝える

給料交渉の前に「自分が職場で役に立てること」を伝えます。
なぜなら、採用担当者は「この人は給料分の仕事をするのか」を見ているから。
採用担当者は私たちの
- 経歴
- 資格
- 経歴や資格ではわからない強み
を面接で見ています。
私たちの「強み」が「職場で求められているスキル」だったときに

この人ほしい…!
と思われて、給料交渉にも応じてくれます。

採用担当者の心を掴む前に交渉すると悪印象になるので絶対ダメです!
コツ2:給料交渉のタイミングを見きわめる

給料交渉は採用担当者の反応を見ながらタイミングを見極めることが必須。
タイミングは「❶面接時」「❷内定後」のどちらかです。
面接時:採用担当者の反応がいいとき
面接時に採用担当者の反応がかなりいいときは、その場で交渉OK。
自分が職場に貢献できることが採用担当者に伝わったなら交渉します。
- 採用担当者から希望の給料を聞かれた
- 「何か質問はありますか」と言われた
どちらかのタイミングで交渉します。

面接時に交渉して悪印象になることもあります。
「採用担当者の心を掴めた!」と思えたときだけにしましょう!
内定後:担当者の反応が分からないとき

採用担当者の反応がいいか分からなかった…
その場合は「内定後」に交渉がベストタイミングです。
特に「人気の求人」や「1枠に2人以上の応募」は内定の難易度が上がるため、内定後の交渉が安全です。

基本は「内定後」と考えておくと安全です!
タイミングが分からないなら面接同行してもらう

採用担当者の反応がいいか判断できなそう…
そんな人は転職サイトの担当者に「面接同行」をしてもらいましょう!
なぜなら、転職サイトの担当者は何度も面接同行を経験していて「採用担当者の反応」を判断できるから。
反応を見ながら私たちの発言に補足で説明したり、交渉自体を代行してくれます。
どの転職サイトにするか迷う場合はこちらを参考にしてくださいね!
詳しくは「面接同行してもらう」で解説しています。
コツ3:なぜ給料交渉したいのかを伝える

意外ですが、家計のリアルを伝えて「給料交渉したい理由」を伝える方法も手です。
具体的に説明することで「やみくもではなく、本当に給料の調整が必要なんだ」と採用担当者に伝わります。

「今の家計は〇〇な状況で、これから子どもが産まれると生活費が◇◇円足りなくなります」
といった形です。
採用担当者が納得するように伝えられれば、交渉成立する可能性がアップします。

何度も伝えますが、採用担当者に「この人ほしい」と思われるのが先です!
これを飛ばすと「他の高給な求人へどうぞ」=不採用になりかねません。
コツ4:今の給料や内定した求人の給料を伝える

交渉するときは、「現職(前職)の給料」や「内定した求人の給料」を伝えるのも手。
「現職だと生活が厳しい」などの理由と一緒に交渉すると成功確率が上がります。
説得力をもたせるために、源泉徴収票や給与明細を見せることも。
「給料以外の条件は貴院に入職したい」「他の施設から〇〇万円の給料を提示された」という流れで交渉しましょう。
第一志望は最初に受けない
複数の求人の面接を受ける場合は、第一志望は最初に受けないように予定を組みましょう。
そうすることで、内定した求人の給料を提示して交渉しやすくなります。

いくつか面接するうちに慣れてきて、第一志望の面接でうまく話せるようになっているかも!
給料交渉はハードルが高いものなので、面接に慣れてきた状態で行うのがベスト!
複数受けるなら短期間で
複数の求人の面接は、短期間ですべて受けるスケジュールを組みます。
なぜなら、内定を同時期にもらえて「どの求人の条件がいいか」を比べるから。

WEB面接も含めて1日3か所の面接をした人もいますよ!
予定を組んだり履歴書や面接の準備などで忙しいですが、「より条件のいい職場」に入職するためには努力するポイントです。
コツ5:転職サイトの担当者に「給料アップしたい」と言う


交渉の方法は分かったけど、1人でうまくできる自信がない…
給料交渉をしたことがない人は、看護師転職サイトの担当者が協力なサポーターになります!
なぜなら、看護師の給料が上がることは転職サイトの担当者にもメリットがあるから。
例:「転職サイトA」を使って「〇〇クリニック」に入職(年収400万)
↓
〇〇クリニックは転職サイトAに80万円(年収の20%程度)支払う
紹介手数料が何%かは施設ごとに違いますが、「看護師の年収が上がる→転職サイトに入るお金も増える」ことになります。
転職活動を始めたらすぐ「給料交渉したい」と伝える
給料交渉するなら、転職活動を始めたタイミングで転職サイトの担当者に伝えましょう。
担当者が強力なサポーターになってもらうには、スケジュールをしっかり組んでおくことが大切。
「面接の練習」「面接同行」「複数の求人を受ける」を短期間で行う必要があります。
自分も転職サイトの担当者も忙しくなりますが、転職サイト側もメリット大なので支援してくれますよ。

給料交渉は僕たちに任せてください!
今までも本気でサポートしてきました!
まずは転職サイトをひとつ登録して「転職と同時に給料アップしたいです」と伝えるとサポートしてくれます!
希望に沿った求人探し
コツ6:転職サイトの担当者に面接同行してもらう

転職サイトの担当者に面接同行してもらうと、給料交渉の成功率が上がります!
理由はこちら。
- ベストタイミングで交渉してくれる
- 「言いにくい」「上手く言えなかった」ことを代弁してくれる
- 面接同行できないときも事前練習してくれる
転職サイトの担当者と予定を合わせるために、転職活動が始まったらすぐに「給料交渉」「面接同行」の希望があると伝えましょう。
ベストタイミングで交渉してくれる
面接同行をすると、転職サイトの担当者がタイミングを見計らって給料交渉してくれます。
転職サイトの担当者は交渉タイミングを見極めるスキルを持っています。
さきほど説明した通り、交渉タイミングはこの2回。
- 面接時
- 内定後
どちらのタイミングで伝えるかは、採用担当者の反応次第です。
転職サイトの担当者は面接同行の経験が豊富な上に、採用担当者と知り合いという場合も。
給与交渉についてもタイミングよく話を切り出してくれます。

採用担当者の反応がいいいかわからない…
こんな人は転職サイトの担当者に面接同行してもらいましょう。
「言いにくい」「うまく言えなかった」ことを代弁してくれる
転職サイトの担当者は、面接で「言いづらいこと」「うまく言えなかった」ことを代弁してくれます。
給料交渉についても、すべて代行してくれる場合も。
緊張でうまく答えられないときもフォローしてくれます。
必要に応じて転職サイトの担当者と採用担当者だけで話す機会を作るケースも。

「あのとき言いたかったのは…」と採用担当者に補足説明をします!
面接同行できないときは事前練習
もし転職サイトの担当者の面接同行ができないときは、面接の練習をお願いしましょう。
転職サイトでは面接で実際聞かれた質問をデータ化しているため、質の高い練習となるからです。
面接同行できないのはこんなとき。
- 担当者とスケジュールが合わなくて同行できない
- 面接同行ができない施設
給料交渉はハードルが高く場慣れが必要なので、練習してもらうことをおすすめします。
コツ7:腕のいい転職サイトの担当者にサポートしてもらう

給料交渉を成功させるには転職サイトの担当者に協力してもらうことが必須。
一方で、転職サイトの担当者によってスキルに差があるので「だれが自分の担当者になるか」で成功確率が変わることも。

転職サイトの担当者のミスで、今働いている職場を紹介されたという証言も!

担当者によってサービスの質が変わるなんて…
転職サイトの担当者の対応に疑問を感じたときは早めに対処しましょう。
担当者の対応に疑問を感じたときは?
転職サイトの担当者のスキルに疑問を感じたときの対応はこの3つ。
- 担当者に疑問点を伝える
- 代表の電話かメールで伝える
- 別の転職サイトに変える
早めに対処することで効率よく転職することができます。
担当者に疑問点を伝える
転職サイトの担当者の対応で疑問に感じた部分は、明確に担当者に伝えましょう。
おすすめは電話ではなくメールやLINEなど形に残るもの。
なぜなら、メールやLINEのやり取りは必ず担当者の上司が確認しているからです。

僕の部下と看護師さんとのメールを見て、部下にアドバイスをしたり担当を変えたりしていました!
代表の電話かメールで伝える

転職サイトの担当者に不満を直接言うのは抵抗がある…
そんな場合は代表の電話かメールで伝えましょう。
担当者と直接やり取りせずに別のスタッフが対応したり担当変更してくれます。

条件に合う求人があるのに、担当さんの質が理由でその求人をあきらめるのはもったいないです!
別の転職サイトに変える
転職サイトの担当者の対応に疑問を感じたら、担当を変えてもらうのが前提ですが例外もあります。
それは「条件に合う求人がない」ときです。

転職サイトによって持っている求人がバラバラなので、自分に合う求人がない場合もあります。
希望した求人の紹介がない、または少ない場合は転職サイトを変えましょう。

短期間でいくつか受けたほうが条件に合う転職ができるんでしょ?
転職サイトを変えたら転職活動が振り出しだわ…
最も効率よく条件に合う求人の面接を受けるには、複数の転職サイトに同時に登録しておくことがおすすめ。
同時に色々な求人を探して面接を受けられるので、理想により近い転職ができます。
希望に沿った求人探し
求人数トップレベル
オンライン相談OK
各転職サイトの特徴はこちらで解説しています。
給料交渉のNG行動

ここでは給料交渉するときにやってはいけない行動3つを説明します。
- 「勉強させてください」と言う
- 内定承諾後の交渉
- 交渉額が業種や年齢の平均給料を大きく超える
「勉強させてください」と言う
面接時に「貴院で勉強させてください」と言うのは絶対NG!
なぜなら仕事とは勉強の場ではなく、自分が職場に貢献する代わりにお給料をいただくものだから。
- 「自分が職場に貢献できること」を具体的に説明する
- 未経験分野の仕事なら「学びながら貢献します」と意欲を伝える
「勉強させてください」を別の言葉に変えるだけで印象が大きく変わります。
内定承諾後の給料交渉
給料交渉を内定承諾後に行うこともNG。
内定承諾後に給料が変わると、就職先の経済面などに迷惑がかかります。
自分の印象も悪くなり、入職後に働きずらくなるリスクもあります。

内定承諾とは、就職先が提示した条件に同意することです!
給料交渉するなら、必ず内定承諾前に行いましょう。
交渉額が業種や経験年数の平均給料を大きく超える
業種や経験年数の平均給料を大きく超える額の交渉は避けましょう。
そのような交渉は非常識で、自分の印象が悪くなります。
参考までに、看護師の経験年数別の平均年収を載せました。
経験年数 | 月収 | ボーナス他 | 年収 |
0年 | 24万9,800円 | 8万8,800円 | 308万6,400円 |
1~4年 | 27万6,100円 | 69万6,500円 | 400万9,700円 |
5~9年 | 29万5,100円 | 79万2,800円 | 433万4,000円 |
10~14年 | 31万1,400円 | 91万5,400円 | 465万2,200円 |
15年~ | 34万2,100円 | 102万1,200円 | 512万6,400円 |
面接を受ける求人票の給料を確認することも忘れずに。

求人の平均給料が分からないときは、転職サイトに確認しましょう。
まとめ
今回は、転職時の給料交渉の方法について解説しました。
- 自分が職場に貢献できることを伝える
- 給料交渉のタイミングを見きわめる
- なぜ給料交渉したいのかを伝える
- 今の給料や内定した求人の給料を伝える
- 転職サイトの担当者に「給料アップしたい」と言う
- 転職サイトの担当者に面接同行してもらう
- 腕のいい転職サイトの担当者にサポートしてもらう
第一歩として転職サイトをひとつ登録して、「給料交渉したい」と伝えてみましょう。
質のいいサポートなら
給料交渉はどんな看護師でもチャンスはあります。

納得いく条件の転職をして、生活水準が上がるとハッピーですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。